自分で脱毛したい場合、毛根が残ってしまったり、また生えてくることがあります。
毛根ごとすっきり脱毛したい場合は、どのような方法があるでしょうか。
すっきりと脱毛できる方法について見ていきましょう。
毛根ごとすっきりと毛抜きする方法
肌を温めて毛穴を開かせると、毛根ごとすっきりとムダ毛が抜けやすくなります。
気温が低い時に毛抜きでムダ毛処理を行う場合は、寒さで毛穴が閉じている可能性が高いため、温めて毛穴を開いてから毛抜きをすると成功しやすくなります。
肌を温めるために使うアイテムは、蒸しタオルです。
フェイスタオルを水で濡らしてゆるく搾った後、縦に二つ折りしてからおしぼりのように丸めます。
丸めたフェイスタオルをサランラップで包み、電子レンジで1～2分加熱します。
電子レンジから温めた蒸しタオルを取り出し、火傷をしないように気を付けながらサランラップを取り除きます。
蒸しタオルを開いて少しだけ冷ましてから、ムダ毛処理したい部分に当てて肌を温めます。
温まった肌が冷めると再び毛穴が閉じるため、肌が温かいうちにムダ毛を抜きましょう。
抜きたいムダ毛の周りの皮膚を手で押さえると、毛が抜きやすくなります。
毛抜きでムダ毛をつまむ時はできるだけ根元に近いところを挟み、毛の流れに沿り途中で毛が切れないように注意しながらゆっくり抜きましょう。
毛の流れに逆う、乱暴に引っ張るといった行為は途中でムダ毛が切れて埋もれる原因になるため気を付けましょう。
毛根からしっかりと毛を抜いた後は、毛穴を閉じるために肌を冷やします。
冷水に浸したコットンや保冷剤などを毛を抜いた部分に10秒程度当てれば、毛穴が閉じて元どおりになります。
毛抜き処理をする時の注意点
入浴中にムダ毛を毛抜きで処理すると、雑菌が毛穴から侵入して炎症を起こす恐れがあります。
バスルームは温度も湿度も高いため、比較的雑菌が繁殖しやすい場所です。
特に、湯船には雑菌が潜んでいる可能性が高いため、入浴中の毛抜きによるムダ毛処理はおすすめできません。
入浴中は肌が温まり毛穴が開いている状態のためムダ毛は抜きやすいですが、抜いた後の毛穴が閉じにくく、開いた毛穴から雑菌が侵入しやすいです。
また、毛根からすっきり毛抜きした後は、毛穴や毛穴の内部に少なからずダメージが加わりデリケートになっています。
汗による雑菌の侵入も考えられるため、毛抜きした後は激しい運動などで大量の汗をかかないように気を付けましょう。
毛根ごとムダ毛を抜く時に使う毛抜きは、できるだけ上質なものを使うことがおすすめです。
100円均一ショップでも安い毛抜きが販売されていますが、安さではなく使いやすさに重点を置いて毛抜きを選ぶと、ムダ毛処理の失敗を防げます。
安い毛抜きでは、ムダ毛をしっかり挟めなかったり、毛抜きの先端の構造により毛を抜く時に途中で切れてしまう可能性が高いです。
毛根からすっきりとムダ毛を抜くための上質な毛抜き選びも重要です。
毛根ごと脱毛できる脱毛クリーム
家でもきれいにムダ毛処理できる脱毛クリームには、チオグリコール酸カルシウムという成分が入っていることが多いです。
チオグリコール酸カルシウムはアルカリ性の成分で、水酸化カルシウムと一緒に使われていることが多く、脱毛したい部分に塗ると毛を溶かす働きがあります。
脱毛クリームの刺激で肌がダメージを受けると乾燥しやすくなるため、毛を溶かす成分の他にアロエエキスやダイズエキス、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されていることが多いです。
また、脱毛クリームはアルカリ性の成分を多く含むことで、パーマ液のような鼻にツンとくる匂いがあるため、和らげるための香料が配合されています。
主成分のチオグリコール酸カルシウムは、パーマ液にも使用されているタンパク質を溶かす性質を持つ成分です。
ムダ毛処理の際には、毛のタンパク質が溶けてパーマをしたように縮れて見えることもあります。
脱毛クリームは毛根ごと脱毛するのではなく、皮膚から出ているムダ毛だけを溶かす作用があるクリームです。
クリームを塗るだけできれいに脱毛できますが、毛根ごと脱毛する効果はありません。
脱毛クリームのメリット
脱毛クリームの最大のメリットは、家でもきれいに脱毛できる点です。
クリームを塗るだけでムダ毛が溶けるため、手間をかけずにきれいに脱毛できます。
カミソリで処理をするとムダ毛の先端が鋭利になりますが、脱毛クリームは剃るのではなく溶かす脱毛法のため、毛先が丸くチクチクしません。
毛先のチクチクを避けるためには、毛抜きで毛根からすっきり抜く脱毛法が適しています。
一方、毛抜きを使った脱毛は一本ずつムダ毛を処理しなければいけないため、手間も時間もかかります。
また、手が届きにくい背中のムダ毛処理ができるのも脱毛クリームのメリットです。
カミソリや毛抜きでは背中のムダ毛処理は不可能ですが、脱毛クリームならクリームを塗るだけで脱毛できます。
脱毛クリーム使用前のパッチテスト
脱毛クリームを使う前に、必ずパッチテストを行いましょう。
脱毛クリームには、毛を溶かすパワーを持ったチオグリコール酸カルシウムが配合されているため、少なからず肌に刺激があります。
肌質によっては肌荒れする可能性が高いため、使用前のパッチテストが重要です。
二の腕などの皮膚が柔らかい部位に、10円玉程度の大きさを目安に脱毛クリームを塗り、10分程度放置した後に洗い流します。
約1日、かゆみや赤みが出ないかを確認したらパッチテストは終了です。
かゆみや赤みが出た場合は、直ちに使用を中止しましょう。
脱毛クリームの使い方
脱毛部分の水分を取る
脱毛クリームを塗る前に、脱毛したい部分の水分や汗、皮脂などを拭き取ります。
水分や汗、皮脂などが残っていると、脱毛クリームの効果が十分に得られなくなります。
脱毛クリームを塗る
脱毛クリームを3cmほど出して、脱毛したい部分の毛と肌が隠れる程度を目安にして、付属のスポンジやヘラで均一に塗ります。
ラップを巻いて放置する
脱毛クリームを塗った部分にラップを巻いて、10分程度放置します。
ラップを巻くことで、脱毛クリームが肌や毛に密着するため、脱毛効果が上がります。
脱毛クリームを取り除く
巻いていたラップを取ってから脱毛クリームを取り除きます。
脱毛クリームに専用のスポンジが付いている場合は、脱毛クリームが塗ってある部分をスポンジで円を描くように軽くこすりながらクリームを取り除きます。
最後にシャワーできれいに洗い流して完了です。
スポンジなどが付属していない脱毛クリームの場合は、ラップを外した後にシャワーで洗い流しましょう。
まとめ
毛根ごと脱毛する方法について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- 毛穴を開いてから脱毛することが重要
- 毛根ごと脱毛する場合はその後大量の汗をかかないようにする
- 毛抜きを使う場合は、質のいい毛抜きを使うこと
毛根ごと脱毛する方法について見てきました。
毛穴を開き、質のいい毛抜きで抜いていくのが間違いない方法ですが、脱毛クリームも使えます。
肌をいためないように気を付けながら脱毛していきましょう。
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