妊娠中に脱毛をしておきたかったり、脱毛中に妊娠した場合があります。
妊娠している時は、脱毛の施術ができるのでしょうか。
妊娠中の脱毛について見ていきましょう。
妊娠中に脱毛はできる？
妊娠中は体が非常に敏感になっているので、脱毛サロンやクリニックで脱毛施術ができません。
妊娠をすると妊娠初期から体に異変を感じます。
妊娠初期にはつわりがあり、急に気分が悪くなります。
脱毛施術による薬品で気分が悪くなり体調を崩すこともあります。
また、妊娠した体は非常にデリケートです。
脱毛施術をすることで肌に負担がかかりますし、長時間同じ体勢を続けることは体の負担となります。
脱毛施術によるトラブルが起きる可能性が高いため、脱毛施術は妊娠中に行うことができません。
さらに、妊娠をするとホルモンバランスが崩れます。
その影響でムダ毛が濃くなったり、今までムダ毛が少なかった箇所に濃いムダ毛が生えてくることもあります。
女性が妊娠すると体に様々な変化が現れますが、その中の一つがムダ毛が濃くなるという現象です。
脱毛施術をしてもムダ毛が生えやすい状態なので、脱毛効果をあまり感じられません。
出産後も授乳中の時期はまだホルモンバランスが落ち着いていなく、ムダ毛が生えやすい状態のため、産後1年程は脱毛施術に向きません。
妊娠前に脱毛の契約をしていた場合、多くの脱毛サロンやクリニックでは妊娠中は休会扱いにしてくれます。
妊娠したことを告げると、無駄なお金を支払うこともありません。
脱毛サロンやクリニックでは、休会の期間が1年から2年と制限を設けている所もありますし、無制限となっている所もあります。
自身が契約したところの期間はどうなっているのか確認をしておくといいでしょう。
脱毛サロンやクリニックでは妊娠していると脱毛施術を断られますが、自分でムダ毛を処理することは問題ありません。
脱毛施術が肌に負担になるからと言っても、ムダ毛をそのまま放置していることもできません。
無理のない範囲でムダ毛の処理をすれば良いです。
ただし、妊娠中はお腹が大きくなってきてデリケートゾーンが見えにくくなります。
デリケートゾーンのムダ毛処理をすることで、子宮を収縮させてしまう恐れもあるので、デリケートゾーンのムダ毛処理は止めておきましょう。
脱毛方法ごとの胎児への影響
脱毛サロンでは光脱毛で脱毛施術を行います。
クリニックでは医療脱毛機器であるレーザー脱毛を行います。
妊娠前に脱毛契約をして定期的に通っていた場合でも、妊娠をすると脱毛サロンやクリニックでは脱毛施術を断られます。
母体だけではなく、胎児に悪影響が出ても責任を取ることができないので、脱毛自体を断っています。
両者とも胎児に影響を及ぼすことはありませんが、妊娠中はホルモンバランスが崩れているので、肌が妊娠前に比べて敏感になっています。
敏感になった肌に脱毛の光線が当たることでダメージを受けやすくなることが考えられます。
また、脱毛施術中は同じ体勢でじっとしていなければなりませんから、母体の大きな負担になります。
さらに、脱毛施術をする際には肌をあらわにします。
お腹が大きくなっているときに肌を露出すると冷えからお腹がはりやすくなります。
お腹がはっているときには体内への影響もあるため、冷えないよう露出を避けましょう。
ワックスを肌に直接塗り、上からシートを密着させてムダ毛を一気に引き抜く処理するワックス脱毛は、ワックスを剥がし取った勢いによって肌がダメージを受けやすくなります。
胎児には影響はありませんが、毛を抜き取る方法は毛穴に大きな刺激を与えて炎症のリスクがありますから、母体にダメージがかかります。
カミソリでムダ毛を処理する場合、カミソリの刃でムダ毛だけではなく肌表面も削ってしまいます。ホルモンバランスによって肌が敏感になっているので、刺激が強いです。
ムダ毛を処理するときにお風呂場で行う人も多いでしょう。
ムダ毛の処理をするときにお風呂場で行う場合、長くお風呂場にいるとのぼせてしまいます。
体調不良になれば胎児にも悪影響を与えます。
脱毛クリームを使えば、肌への影響も少ないように感じますが、脱毛クリームの独特の臭いに気分が悪くなってしまう妊婦さんもいます。
クリームの臭いによってつわりが悪化することもあります。
電気シェーバーは、お風呂場で処理をすることもないのでのぼせる心配もありません。
直接目で見える箇所だけのムダ毛を処理するなら胎児や母体に悪影響がかかることもないので安心してムダ毛の処理ができます。
妊娠中でもできる脱毛方法
妊娠中は脱毛サロンやクリニックでは脱毛施術を断られますが、妊娠をしたら脱毛が全くできなくなることはありません。
妊娠中でもムダ毛を処理できる脱毛方法があります。
妊娠をしたら脱毛サロンやクリニックで、自分でムダ毛の処理をしましょう。
自分でできるムダ毛の処理でもワックス脱毛は一気にムダ毛を引き抜くので、ホルモンバランスの変化によってデリケートになった肌に大きな負担がかかります。
そのため、妊娠中はワックス脱毛はしない方が良いです。
脱毛クリームもおすすめできません。
ツンとする匂いがきついので妊娠中のつわりを誘発します。
また、妊娠中の肌には刺激が強すぎます。
肌がダメージを受ける可能性が大きいです。
妊娠中にムダ毛を処理する場合、カミソリがおすすめです。
ただしカミソリで処理する場合、ムダ毛だけではなく肌表面も削ってしまうと妊娠中のデリケートな肌に負担がかかってしまいます。
カミソリでムダ毛を処理する時には処理する前の肌にシェービング用のジェルをつけます。
しっかりと泡立てた石鹸やボディソープを付けてもかまいません。
滑りやすくした肌の上からカミソリを使えば余計な刺激を与えることがありません。
いくらカミソリを使って処理をするのは良いと言っても、あまりに頻繁にカミソリを使うと肌が負担を感じます。
カミソリで処理をした場合、肌表面にムダ毛が出てきやすいですが、毎日ムダ毛の処理をしないようにしてください。
どうしても外出しなければならない時でも2日に1回に抑えましょう。
外出がない時であれば1週間に1回程度にすれば肌がダメージを受けることがないです。
妊娠中の肌はホルモンバランスの変化によってデリケートになっています。
カミソリ負けをしてしまうと、シミや傷になって後々まで残ってしまいます。
シミや傷が残るときれいな肌が台無しです。
カミソリでムダ毛を処理するときにも注意をして肌に負担がかからないように、ムダ毛を取り除くことが大切です。
まとめ
妊娠中の脱毛施術について見てきました。内容をまとめると以下のようになります。
- 妊娠中には原則として脱毛はできない
- 脱毛をしたい場合は、セルフでカミソリを使う
- 自分で脱毛を行う場合でも、あまり頻繁には行わない
妊娠中の脱毛施術ができるかについて見てきました。
サロンやクリニックでは、母子ともに責任が持てないため、断られます。
セルフの場合はカミソリでやさしく、頻度も低めにしてムダ毛の処理をしましょう。
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